蛍光灯製造禁止って聞いたけど、どうしたらいい?
蛍光灯をLEDに替えたいけど、自分で交換してもいい?
2023年11月に開催された「水銀に関する水俣条約第5回締約国会議」において、すべての一般照明用蛍光ランプの製造・輸出入を2027年末までに廃止することが正式に決定されました。
👉 水銀に関する水俣条約第5回締約国会議cop5について
蛍光灯の製造が順次終了する中、「これからどうすればいいの?」と不安になる方もいるかもしれません。そんな方に向けて、環境にもお財布にも優しい「LED照明」への切り替えがおすすめです。
この記事では、LED照明への具体的な交換方法や費用について、初めての方にもわかりやすく解説します。今から準備して、賢く快適な暮らしにシフトしましょう!
- 工事なしでLED交換する方法
- 自分でLED交換する場合の注意点
- 工事不要のLED蛍光灯の交換ポイント
蛍光灯から工事不要でLED交換する方法とは?
蛍光灯をLEDに交換したい場合、「工事が必要なのでは?」と心配になることがあります。しかし、工事不要で交換可能なLED蛍光灯が多く販売されており、正しい知識があれば切り替え可能です。
この章では、工事不要のLED蛍光灯の仕組みや必要な知識、選び方のポイントをわかりやすく説明します。
工事不要で交換可能なLED蛍光灯の仕組み
工事不要で使えるLED蛍光灯は、蛍光灯が取り付けられている器具の「安定器」をそのまま利用できる設計です。これにより、新たに配線工事をせずに既存の器具でLED蛍光灯を使用できます。
安定器には
・グロー(点灯管)を使用する「グロースターター形」
・グローを使用しない「ラピットスタート形」
・FHF専用蛍光灯を使う「インバーター形」
の3種類があります
他にもこんな特徴があります!
- グロー球を外すだけで使えるので楽
- 直管型LED(両端給電タイプ)が主流
- 安定器をバイパスする工事が不要なので換えやすい
ただし、安定器の状態が悪い場合や対応していない製品を使用すると正常に点灯しない場合があります。
蛍光灯器具をそのまま使うリスクについてはコチラで必ず確認してください!
工事不要のLED交換に必要な基本知識
LED交換前に確認すべきポイントは以下の通りです。これにより、トラブルを防ぎ、安心して交換作業を進められます。
今お使いの蛍光灯に記載のある型番から、安定器の種類や光色の種類を確認することができます。
今どんな蛍光灯を使っているのか?蛍光灯から確認する方法
蛍光灯には型番ラベルが印字されており、型番には規則性があるため、そこからどんな蛍光灯なのか?読み解くことができます。
例えば以下のような蛍光灯の場合は
FL20SS・EX-D/18M
FL=グロースターター式、20=20型、SS=管径25.5mmまたは管径28mm、EX-D=クール色、18=消費電力
という種類だと読み取れるのです。
覚えておくとLEDに交換するときも
間違えないので安心です!
適切なLED蛍光灯を選ぶためのポイント
LED蛍光灯を選ぶ際には以下の点を基準にすることで、失敗を防ぐことができます。
- 明るさ(lm)が元の蛍光灯と変わらないか?
- 色温度(k)が空間に合っているか?
- 製品の寿命や保証が十分か?
また、信頼性の高いメーカーを選ぶことで、長期的に安全に使用できる点も重要です。
安いからと言って無保証のLED蛍光灯を選んだり、確認せずに購入すると器具故障だけでなく火災原因につながってしまうこともあります。
しっかり製造元の品質をチェックして選びましょう。
選ぶなら大手メーカーの安心製品を!
自分でLED交換する=危険な理由とトラブル事例
自分でLED交換を行う際には注意が必要です。特に知識不足や確認不足が原因でトラブルが発生する可能性があります。この章では、主なリスクや事例を紹介します。
配線の不具合による故障のリスク
配線が不適切な状態でLED蛍光灯を取り付けると、点灯しないだけでなく、器具自体が故障する場合があります。特に安定器が損傷している場合には注意が必要です。
また、LED蛍光灯の安定器タイプを間違えて取り付けた場合も、点灯しないだけでなく、故障の原因になる可能性があります。
火災事故につながる可能性とは?
不適切な取り付けが原因で、配線部分がショートし、発熱・発火につながるリスクがあります。また、器具の仕様に合わないLED蛍光灯を無理に使用することも事故の原因となります。
少しでも不安な場合は電気工事士のプロに相談しましょう!
でもどこに相談すればいいの??
電気の配線工事は「電気工事士」の資格が必要です!
無資格者による工事では、感電や火災などのリスクもあるので注意が必要です。
LED照明の工事やリフォーム相談はプロに見積もりしてもらいましょう!
安心しておすすめできる理由は…??
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保証対象外になるケースも要注意
自分で交換を行う場合、取り扱い説明書に記載された手順に従わないと製品保証が無効になることがあります。
必ず取り付け方法を確認したうえで、取り付けをしましょう。
また、無資格者による工事は電気工事法違反となり、3万円以下の罰金または3ヶ月以下の懲役が科せられます。
LED交換はなぜ専門業者に依頼すべきなのか?
専門業者に依頼することで、安全かつ効率的にLED交換を行うことができます。この章では、業者に依頼するメリットや費用相場について解説します。
業者に依頼するメリットとは?
専門業者にLED交換を依頼することで、以下のようなメリットがあります。
- 配線や器具の状態をプロが確認してくれる
- 安定器の動作不良など、トラブルの原因を特定してくれる
- 交換作業を安全にしてくれる
業者に依頼することで、特に天井などの高所作業が必要な場合でも安全に対応してもらえます。また、不具合があった場合にも迅速に対応してもらえる点が安心です。
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専門家による交換の費用相場
蛍光灯からLEDに交換する場合の工事費用の相場は、1カ所につき3,000~5,000円が平均価格です。
工事費用の相場 | |
---|---|
一般家庭向け工事 | 2,000〜5,000円 |
商業施設やオフィス向け工事 | 5,000〜10,000円 |
高所作業を伴う場合の追加工事 | 一箇所あたり3,000円〜 |
具体的な費用は、地域や作業内容によって異なります。事前に複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。
トラブルを防ぐための安心ポイント
電気工事を依頼したのに、思ってもいないようなトラブルが…
実際にSNSなどでは電気工事に関する様々なトラブルが書き込まれていました。
今日は物件の電気工事!緑青サビのヤバいコンセントカバーの奥は業者さんも絶叫のひどい有り様。ここまでは想定してなかったらしく明日出直して来ますとのこと😭ちゃんと直るかなー✨ pic.twitter.com/azs3FJvSii
— れか (@orisubtlemutian) June 21, 2024
電気工事士の方‼️
— ルー (@pig00000517r) December 21, 2024
教えて下さい🙇🏻♀️
一昨日漏電ブレーカーが落ち
新○本○工の方に調査してもらったら
6~7回路漏電してると。
(通常1~2回路の漏電が普通)
修理に1番高くみて36万位かかると。
最低でも10万はかかると。
その金額は妥当か、
何故そんなに高いんでしょうか?🙏🏻💦#漏電#電気工事士
上記のようなトラブルを防ぐためにも、業者を選ぶ際には、以下の点に注意して信頼できるプロに依頼しましょう。
- 事前に詳細な見積もりを提示してくれる業者
- 口コミやレビューが良い地元の業者
- アフターサポートを提供しているか確認
これらをチェックすることで、費用の無駄や不必要なトラブルを避けることができます。
安全に交換するための依頼先を選ぶコツ
LED交換の際に専門家の力を借りたい場合、信頼できる依頼先を見つけることが大切です。以下のポイントを参考にしてください。
- 地元で長く営業している専門業者
- 資格保有者が作業を行う業者
- 口コミやレビューで評判が良い業者
信頼できる業者を選ぶことで、安心してLED交換を進めることができます。
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電気工事は工事費用のトラブルに繋がりやすいので、
安心できるよう、事前見積もりしてもらうのがおすすめです!
工事不要のLED交換を安全に行うためのポイント
自分でLED交換を行う場合、安全に作業を進めるためのポイントを押さえておくことが大切です。この章では、安全基準や費用対効果、依頼先の選び方を解説します。
購入前に確認すべき安全基準
LED蛍光灯を購入する際には、以下の安全基準を確認しましょう。
LED蛍光灯を選ぶときは、以下の2つのポイントを確認することで、安全で長く使える製品を選ぶことができます。
① LEDJLMA301に適合したものを選ぶ
LEDJLMA301とは、LEDランプの安全性や性能に関する基準を定めた規格です。この基準に適合している製品は、安心して使用できるだけでなく、長期的な信頼性も期待できます。
製品パッケージや説明書に「LEDJLMA301適合」と記載されているかを必ずチェックしましょう。
② 5年保証対応のものを選ぶ
LED蛍光灯は長寿命が特長ですが、万が一の不具合に備えて保証が付いている製品を選ぶことをおすすめします。
特に、5年保証が付いている製品はメーカーの信頼性が高く、初期不良や早期故障の場合にも対応してもらえるので安心です。
これらの基準を確認することで、安全性と信頼性の高いLED蛍光灯を選ぶことができます。購入前にしっかりチェックしましょう!
長期的に見た費用対効果を検証
LED蛍光灯は初期費用が高く感じる場合がありますが、長寿命で電力消費が少ないため、長期的に見るとコストパフォーマンスが良い選択肢です。
- 寿命:約40,000時間〜50,000時間
- 消費電力:約1/3〜1/4(蛍光灯比)
- 年間電気代の節約効果:約1,000円〜3,000円(1本あたり)
このように、電気代と交換頻度を抑えることで、初期費用を回収しつつ節約が期待できます。
工事不要のLED:よくある質問
工事不要で交換できるLED蛍光灯について、よくある質問をQ&A形式でまとめました。疑問を解消して、安全に交換を進めましょう。
まとめ:【蛍光灯製造禁止へ】工事なしでLED交換は自分でできる?費用は?
蛍光灯を工事不要でLEDに交換する方法について、詳しく解説しました。工事不要タイプのLED蛍光灯は、手軽に導入できる便利な選択肢ですが、安全性や適合性を確認することが重要です。
- 工事不要タイプのLED蛍光灯は、安定器の交換が不要
- 交換前に器具の状態や安定器の動作を確認
- 購入時は安全基準やメーカー保証をチェック
また、自分での交換に不安がある場合や、器具の状態が悪い場合は、専門業者への依頼を検討するのがおすすめです。長期的な費用対効果や安全性を考慮して、最適な選択をしてください。
まずは器具の仕様をチェックして、安全な交換を目指しましょう!
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